日本非抜歯矯正研究会（JANO）第20回大会が賀久浩生大会長のもと東京品川プリンスホテルにて2014.11.2~4に盛大に開催されました。

初日の特別講演者のローズマリー女史はアメリカ矯正歯科医会のスタッフプログラムの編成委員長を務めたこともあり、アメリカの矯正歯科オフィスのみならず世界中のあらゆる歯科オフィスのスタッフ教育のカリスマです。今回は「Extraordinary Service – An Ortho Necessity」と題して、聴講者を魅了する素晴らしいセミナーを行ってくださいました。

また、その合間を縫って会員の有本、賀久、篠原による「一歩抜け出す未来志向の歯科医ライフ（医歯薬出版）」の出版記念ミニプレゼンテーションもありました。
夕方からはローズマリー女史とボーリングを楽しむとともに、懇親会で会員の先生方とも旧交を温めながら多いに盛り上がり、初日を終えました。

2日目は大臼歯遠心移動装置「カリエール」の本家Luis Carriere先生のセミナーです。さすが本家、多くの素晴らしい症例のみならず、III級や早期治療への応用など、盛りだくさんの無いようでした。日本でのカリエールモーションアプライアンスの日付け人でもある大会長賀久浩生先生のTADとカリエールのコンビネーション治療も圧巻でした。

3日目は会員後援として山本昌宏先生によるマスターメンバー認証講演、郷家秀昭先生と兼子宏一先生によるトピック症例講演の後、本郷さくら矯正歯科の尾島賢治先生より「invisalignとMOO」と題した特別講演を行なっていただきました。

オフィスがどうあるべきかというローズマリー女史のセミナーから始まり、MOOの武器の一つである大臼歯遠心移動装置のCarriere先生や賀久浩生先生のセミナーが続き、会員による実際のケースプレゼンテーションを経て、MOOの可能性を探る尾島賢治先生のセミナーに至るという、振り返って見れば大変興味深いプログラムにでした。それではまた来年もお会いしましょう。

以下は、第20回⽇本⾮抜⻭矯正研究会総会の様子です。ご覧ください。