研究会ブログ

総会レポート2017.12.01

第23回 日本非抜歯矯正研究会総会 開催レポート

日本非抜歯矯正研究会JANO第23回大会が山本昌宏大会長のもと「Pacific Islands Club Guam(PIC グアム)」にて2017年11月7日(火)〜11月8日(水)に、研究会初の海外での開催となりました。

近年、新しい装置や新しいアプローチによる治療法により、矯正歯科をとりまく環境の変化が著しく早くなってきているように思われます。環境の変化にいち早く対応し、より早く診療に取り入れ、より良い診療を患者さんに提供できるような情報共有ができる会になればと思い、第23回大会のテーマは「We are the fast fish!」とし開催されました。

台湾からShih Jaw先生に「Treating Deep Bite with Invisalign System」、同じく台湾からSabrina Chiung-Hua Huang先生に「Maximize the facial esthetics with non-extraction orthodontics」、タイからKen Sirikrai先生に「Cl III Correction with Invisalign made easy.」と「Getting the most out of Invisalign Lite, a very good marketing tool.」、オーストラリアからknox Kim先生に「Quality Control for Invisalign treatment 」をご講演いただきました。計4名の特別演者を招聘し、5題の特別公演を行っていただきました。今や海外での学会やセミナーで顔を見ないことはない人気の講師陣を一同に会し、JANOのために非抜歯矯正治療に特化した特別な内容でご講演いただきました。

会員講演は、マスター承認の講演として有本志織 先生、マスター会員の年次講演として篠原範行先生に御講演いただきました。トピック症例発表として、有本志織 先生と賀久先生に昨年の素晴らしい症例と最近の取り組みについて御講演いただきました。
また例年通り2日間の会期を通して、症例展示を行いました。この症例展示は、本来は会員の先生にのみ展示が可能なのですが、今回は特別に非会員の先生にも展示を可能としました。会員・非会員の枠を超えて症例について話しあうことができ、有意義な時を過ごすことができました。

さらにスタッフセミナーも同時に開催されました。こちらのテーマは、「スタッフによるスタッフのためのスタッフだけのだけのセミナー」でした。岡下矯正歯科のDH前田智子さんとTC中谷藍さん、有本矯正歯科のDH尾花幸恵さんとTC決得恵さん、スマイルプラス矯正歯科のDH宮崎菜摘さんとTC平尾彩花さんに御講演いただきました。矯正歯科で働くスタッフ同士が、「矯正歯科ならではの情報交換し交流できる場となりました」と聞いてます。

澄んだ空、碧い海、色鮮やかな花、日本人の旅行先として人気の南国楽園リゾート、グアムでの開催となりました。日々の診療をサポートしていただいてますスタッフの方々、またはご家族の皆様でご参加いただけたりと、ご参加いただけました先生方のおかげを持ちまして盛会のうちに終了いたしました。これもひとえにご参加いただいた皆様方、JANOの運営にご尽力いただいた皆様のお陰と厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

以下は、第23回⽇本⾮抜⻭矯正研究会総会の様子です。ご覧ください。