研究会ブログ
総会レポート2019.03.08
第24回 日本非抜歯矯正研究会 開催レポート
日本非抜歯矯正研究会JANO第24回大会が秦紀一郎大会長のもと「松江しんじ湖温泉ホテル一畑」において2018年11月12日(月)~13日(火)の開催となりました。
今日、矯正歯科界においてもデジタル化が浸透し、診断および様々な角度からの技術革新とともに治療法も大きく変革するなか、JANOにおいても大きくダイナミックに前進しています。今回、『今、JANOは何を!』をテーマに開催されました。
1日目にはボードマスター記念講演として賀久浩生先生に『TADs, アライナーそしてデジタル矯正によって変化したオフィスをふりかえって! 』と題して、テクニックにとどまらず日々の診療の細やかな局面について症例をまじえてお話を頂き、また、関心の高いInvisalign・firstの有用性についても講演していただきました。
会員講演で山本昌宏先生、吉田忠雄先生に’17トピック症例講演をしていただき、また、兼子宏一先生にマスター年次講演として素晴らしい症例と最近幅広く変化させながら愛用しているTADについて講演していただきました。
そして、海外招待講演として、ULCAでMARPEなど臨床研究に取り組まれ、オランダ領Arubaで開業されているDr.Abdalhadi KawaiahにMARPEなどインプラントアンカー 、expansion,intrusion,airwayに付いて講演いただきました。
症例展示では、グレーティング症例4,マスター展示9,マスター認証症例5の展示がありました。
午後6時から、宴会場に場所を移動し、次期第25回記念大会大会長 有本博英先生の乾杯の音頭で懇親会の開宴となり、出席者の有意義なコミニュケーションの場となりました。
2日目は症例検討会から始まり、13症例について時間かけて話合い有意義な場となりました。来田里依子先生のマスター年次講演では過去に多用していたテクニックに加え近年新しく採用している治療法について、整理して講演されました。
パールセッション、総会も無事終了し、第24回JANO島根大会の最終スケジュールで有本博英先生がボードマスター記念講演を『 Molar Oriented, Experience Focused.- デジタル時代の矯正クオリティ -』と題してこの数年の診療室、海外を含める活動について興味深い話をされ、非抜歯矯正MOOとAligner(invisalign)についても、一つの考えをお示しになりました。((MAO))
2018年は自然災害で苦しんだ年でしたが、2日間を通じて、天候にもめぐまれ、山陰エリアで大盛会の矯正歯科情報交換の場を共有することができました。 これも、ご参加いただきました先生方、診療室サポートスタッフの方々、JANOの運営にご尽力いたーだいております皆様のお陰と厚く御礼申し上げます。 誠に有難うございました。 次期第25回記念大会が大盛会になるよう祈念申し上げます。
以下は、第24回⽇本⾮抜⻭矯正研究会総会の様子です。ご覧ください。